動脈硬化性の病気に関するナノバブル水の抑制効果

動脈硬化による心筋梗塞、脳梗塞などの病気はいまや日本人の主要な死因です。75歳以上の高齢者は脳や心臓の動脈の慢性疾患をかかえていることが多く、生活をおくる上で大きな問題となっています。日本はますます高齢化社会を迎えることになり、健やかに老いることは近い将来の大きな問題です。

我々(自治医科大学 医学博士 北條)はこうした動脈硬化性の病気をナノバブル水が抑えることができるかどうかを研究してきました。酸素ナノバブル水を使った実験で

(1)動脈の内側を覆う内皮細胞の炎症を抑え
(2)活性化した白血球が内皮に付着すること阻害することが明らかになり、
(3)その作用は従来考えられてきたメカニズムとはまったく異なったものではないか考えられ、この結果を日本循環器学会で発表しました。

健康な内皮細胞を保つことは動脈硬化を予防する上で非常に重要なことであり、この実験結果は酸素ナノバブル水が今までにない動脈硬化予防の可能性を秘めたものであることを示されました。

さらに内皮の外側にある筋肉細胞(平滑筋細胞)の過剰な増殖を抑えることも確認できました。ラットの実験では腎臓のように小さな血管の集合体をもつ臓器を保護する結果も得られています。

酸素ナノバブル水はすでに訪れつつある高齢化社会において、高齢者の健康を維持し、良好な生活の質を保つ大きな役目を果たす可能性があり、今後その機序のさらなる解明や循環器疾患以外の各医療分野での応用が期待されます。

酸素ナノバブルは活性化したマクロファージの内皮細胞への接着を抑制します。

矢印:活性化したマクロファージが内皮に密着している様子
    をしめします。

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酸素ナノバブルで処理した内皮細胞
酸素ナノバブルで処理した内皮細胞
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